番組ディレクターより今週の一言
今年の第84回アカデミー賞授賞式。皆さんの予想は当たりましたか?一般の方は作品を見ていない状況なので、その辺、予想が難しかったのではないかと思いますが、受賞結果に関わらず、ノミネート作品も素晴らしい出来なので、公開になったら、是非ご覧頂ければと思っています。それにしても残念だったのがジョージ・クルーニー。前回の『マイレージ、マイライフ』の時もジェフ・ブリッジスにオスカー像が渡ってしまいましたが、今回も『アーティスト』のジャン・デュジャルダンに敗れてしまいました。でも監督しての腕前が高いので、俳優としてよりも監督としてオスカーを狙うというのもありかもしれません。脚色賞のみの受賞となってしまいましたが、『ファミリー・ツリー』は秀作ですので、お見逃しのないように!
あと『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のヴィオラ・デーヴィスも本当に残念!オクタヴィア・スペンサーが受賞したときは、いけるかも?と思いましたが、やはりメリル・ストリープは強かった。受賞したからという訳ではないはずですが、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のプロモーションで、3月7日に来日記者会見が行われます。受賞後、日本でどんなコメントを出してくれるのか、こちらも気になるところです。
編集賞のみの受賞となった『ドラゴン・タトゥーの女』は現在、R-15版として公開中ですが、何とボカシなしのR-18指定版がTOHOシネマズ六本木で3月10日から6日間限定で公開されることとなりました。大人の方々はこの機会を逃さないように!
長編アニメ賞を取った『ランゴ』は小規模の公開だったため、見ていない方が多いと思いますが、こちらもオスカー受賞が納得の傑作でした。荒野の精霊役でカメオ出演しているあのビッグスターの場面も西部劇ファンには嬉しい限り。この機会に、再上映してもらいたいけど、4月にはBD&DVD発売が決まっているので、無理でしょうか?
驚きだったのが『アーティスト』が実はカラー版でも作られていたという話。コーエン兄弟の『バーバー』も当初はモノクロとカラーの両方で製作されていて、日本だけDVDの特典にカラー版が収録されているなんてこともありました。フランク・タラボンのホラー『ミスト』は逆で、監督がモノクロで公開したかったのに、カラー版が公開されました。こちらはやはり2枚組のDVDにモノクロ版が特典として収録されていました。『アーティスト』のプロデューサーは、カラー版を公開するつもりはないとのことですが、比較してみるとモノクロの素晴らしさがより分かるので、ブルーレイの特典には是非収録を検討してもらいたいですね。
いずれにしても大いに盛り上がった今年のアカデミー賞、皆さんの映画選びのいいきっかけになってくれればと思っています。(飯塚克味)
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